吸気と呼気の拮抗、イの母音の利用、高い声を出すための我慢する力、片足立ちを利用した発声練習

《吸気と呼気の拮抗》 

 歌うときの呼吸は腹筋を使いますが、横隔膜の動きを妨げないように腹筋は弛緩させておくことが大切です。特に腹直筋を固めないことが重要であり、歌うときは脇腹や背中側の腹筋を使うと良いです。吸気と呼気の拮抗が声の支えになります。

 

《イの母音の利用》

 母音を声に出すときは、舌の盛り上がりがイエアオウの順で変化します。イエは前側が盛り上がり、オウは後ろ側が盛り上がりやすくなります。アは中ぐらいです。

響きのある良く通る母音を出すときは、すべての母音をイの母音の舌の位置に近づけるように心がけると良いです。

 

《高い声を出すための我慢する力》

 高い声を出すときは、声が流れないように我慢する力が必要です。高くなるにしたがって、中音域にとどまろうとする、我慢の力があると良いです。

 

《片足立ちを利用した発声練習》

 高い声の練習をするときは、片足立ちで発声練習すると良い場合があります。あえて不安定な状態で立ち、足腰の筋肉でバランスをとることが、呼吸の面でも姿勢の面でも大切です。

 

 

 ここの文章は、私が執筆したKindleのボイトレ本の内容から一部を抜粋し、改変したものです。

 

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